体育会系の人が良く「言い訳するな!!さっさと謝れ!!」って
言ってるシーンって多くないですか?
世界的に見て、日本人は直ぐに「すみません」を言ってしまうらしいですね。
それはそれで良い事なのですが、思考って言葉で考えてるので
言葉で考えずに直ぐに謝るという事は「思考停止」だと思うんですよね。
もちろん大前提として、日本という国で培われた文化みたいなものでもあるのだろうけれど。
最近見つけた記事で「失敗に「言い訳するな」って責めるのは、すごい残念だし、たぶん炎上予備軍。」
ってあるんですが、その中で面白かったのが
「なにが駄目だったのか、落ち着いて理由を言語化してみよう」
つまり、失敗した場合は、何が原因で、それを防ぐ為には何をすれば良かったのか、どんな練習が足りなかったのかを自分で考えて、言葉にする。
成功した場合は、どんな活動、どんな工夫が良かったのか、続けて何をすれば良いのかを自分で考えて、言葉にする。
改善の入り口は言語化で、謝ることなんかよりも言語化する方がずっと大事だ、と。
今まで自分なりに「直ぐに謝るのは良くないよな」とは考えていたのですが
でも実際に謝る以外にどうすれば良いのかが分かっていませんでした。
更に言うと「言語化」する事が出来ていなかったんですね。
そう、謝った方が実は楽だったりするんじゃないかと思うんです。
さっさと謝って次行った方が良い。
確かにその方が良いケースがあるのも事実だと思います。
ただ上記記事でも述べてる通り
「失敗した」ということは貴重な経験であって、その経験をノウハウとして定着させられないのは重大な損失だと思っています。で、ノウハウとして定着させる為には言語化が必要で、だから失敗の言語化を「言い訳」などという言い方で切り捨てるのは愚の骨頂だと思っています。
まさにこれ。
失敗する人はこれが出来てないんだと思う。
ただまぁ一定数、必ず
って人が居るので、言い訳フォーマット作れば良いんだと思います。
割と最近「Mentalist DaiGo Official Blog」を見たりするのですが
そのうちの一つの記事によると
自分のミスを報告したり、相手に何か行動を促したいわけではないけれど気分をできるだけ害することがないようにしたい場合には、
悪い話が先です
気分を良くしたいのであれば悪い話が先で良い話は後です。
この研究で行われた実験の結果としては、聞く側の人達は悪い話を先に聞きたいと思っているということが分かっています。聞かされる側は75%以上もの人が悪い話を先に聞きたいと思っていました。ところが、それを話す側は良い話を先にして悪い話を後にしたいと思う人の方が65%以上もいました。
話す側は短期的な先延ばし現象が起きていて悪い話を後に話そうとしてしまいますが、そうするとかえって印象が悪くなるということです。
との事なので
「言い訳した後に悪い点を述べて謝る。」って形がベストなのかな?
ってな感じですかね。
ちなみに1週間に1回って無理やろ。2週間に1回にしよ。
そういった感じで、相手に不快感を与えず、尚且自分にもノウハウが溜まるといった構図が
出来上がるのかもしれません。
ただこの言い訳フォーマットはとりあえず考えてみたものなので
ケースバイケースに合わせて変える方が良いとは思います。
という事で、思考停止せずにしっかりと言葉にしていこう。